ノッポちゃんとチビ君。【完結】番外編完結
そういえば!


「ねね、なんで私に待っててなんて言ったの?」


私なんかしたっけなー?


「ああ!もう帰るときは暗いだろうし、お前も女だからあぶないだろ?俺が送ろうと思ってね」


え?
こいつ…私をちゃんと女だと思ってたんだ


「ありがと?」


「なんで疑問系なんだよ」


と言って長山は笑った


「じゃあ、帰るぞ」



私は長山と二人、歩き出した


しばらく歩いていて思ったこと、


やっぱコイツ背低い…


私とコイツじゃ30㎝差くらいある

周りから見たらだれも同級生だなんて思わないだろうなー


なんて考えていると、急に長山が口を開いた


「さっき健と喋ってた?」


え!?

って何で焦ってるのよ私
これじゃバレるじゃない


「うん、杉田もバスケ部だったんだねー」


「おう。なんのは、…やっぱりなんでもないや」


なんなのコイツー
途中で止められたら気になるのが人間よ?


「最後まで言いなさいよ」


すると長山がこちらを見上げてきた


ドキッ


な、なによ急に


「俺さ」

「うん」

「やっぱ付き合うなら自分より背低いやつだと思うんだー」



ズキンッ


なんなのよ、こいつ

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