おとななこども
「あたし、美味しいお好み焼きの店を調べてきたんだー」
委員長が楽しそうに言ってブレザーのポケットから印刷された地図を出した。
「わー、楽しみー!」
その地図を覗き込みながらあたしはうなずいた。
「あ、ねえ」
地図を覗き込むあたしに、委員長がトントンと肩をたたいた。
「どうしたの?」
地図から顔をあげて委員長に声をかけたあたしに、
「あれって、会長じゃない?」
委員長が言った。
ドキッと、あたしの心臓が脈打った。
「ほら、あそこ」
委員長が指差す方向に視線を向けると、
「あ…」
会長がいた。
会長は1人だった。
委員長が楽しそうに言ってブレザーのポケットから印刷された地図を出した。
「わー、楽しみー!」
その地図を覗き込みながらあたしはうなずいた。
「あ、ねえ」
地図を覗き込むあたしに、委員長がトントンと肩をたたいた。
「どうしたの?」
地図から顔をあげて委員長に声をかけたあたしに、
「あれって、会長じゃない?」
委員長が言った。
ドキッと、あたしの心臓が脈打った。
「ほら、あそこ」
委員長が指差す方向に視線を向けると、
「あ…」
会長がいた。
会長は1人だった。