おとななこども
5~ホワイトデーにはバラの花束を
バレンタイデーから1ヶ月後の3月14日。
その日の授業は午前中だけで、あたしは早く家に帰った。
後1週間で春休み。
リビングの窓から差し込む日差しは温かくて、もうすぐ春がくるんだなと実感した。
真里は学校、若葉ちゃんは仕事、つぐみちゃんはバイト。
つまり家にはあたししかいない。
テスト期間中にハードディスクに録画していたドラマやバラエティー番組を見ながら、午後を過ごしていた時だった。
ピーンポーン
玄関のチャイムが鳴った。
「何かしら?」
どうせ、セールスの押し売りか何かだろう。
そう思いながらあたしはソファーから腰をあげると、玄関に向かった。
その日の授業は午前中だけで、あたしは早く家に帰った。
後1週間で春休み。
リビングの窓から差し込む日差しは温かくて、もうすぐ春がくるんだなと実感した。
真里は学校、若葉ちゃんは仕事、つぐみちゃんはバイト。
つまり家にはあたししかいない。
テスト期間中にハードディスクに録画していたドラマやバラエティー番組を見ながら、午後を過ごしていた時だった。
ピーンポーン
玄関のチャイムが鳴った。
「何かしら?」
どうせ、セールスの押し売りか何かだろう。
そう思いながらあたしはソファーから腰をあげると、玄関に向かった。