幼なじみと両想いになりました
「よっ」

翌朝、ミチルが家をでると健人と出くわした。

「よっ」

同じ挨拶を返す。

いつもと同じなのに昨日までとは違う。

それは二人の関係が変化したからだ。

お隣さんでも、幼なじみでも、クラスメイトでもない。

今日から2人は恋人同士。

「乗るか?」

自転車の後ろを見ながら健人が言った。

「…私に漕がせる気?」

「ばーか。んなわけねーだろ。さっさと乗れ」

やっぱり昨日までと少し違う。

そんな健人にドキドキしながら、ミチルは自転車にまたがった。

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