幼なじみと両想いになりました
翌朝、健人が玄関をでると自転車のそばにミチルが立っていた。

「おはよ」

「おう…」

「これ。ありがとう」

ミチルは自転車の鍵を差し出した。

「あー、いいよ」

「健人、私…」

ミチルが思い詰めた様子で何か言いかけたが、それを健人は遮った。

「あー昨日、悪かった。まぁあれだよ。なんて言うか…」

やはり健人は早々と謝った。

しかし、それを聞いたミチルは納得しない様子で言った。

「謝んないでよ。健人いつもそうだよね。そうやって喧嘩を終わらせようとする よね」
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