夜桜
◆-◇ Warp ◆-◇

明るい部屋の電灯の下で見ると、顔を真っ赤にしている彼女。


なんか、かわいい。



「温かいお茶入れますね」


二人でお茶をすする。

静かな部屋にその音が響く。

さっきまではなかった種類のぎこちなさが、部屋中に満ち溢れていた。



「さっきの話の続きなんだけど」


「はい」
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