夜桜

「僕とつきあってくれる?」


彼女はまた赤くなって、恥ずかしそうに微笑むと、「うん」と小さな声でうなずいた。


「ああ、良かった」


「え?」


「考えさせてって、言われるかと思った」


彼女はにこにこと微笑んでいる。
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