先生の「特別」にしてくださいっ!
机に突っ伏したはいいけど、
結局、全然寝られなかった…

昨日は、うちのクラスの授業は
なかったけど
隣のクラスの授業はあったっぽくて
たしか、廊下で会った。

あの時はいつも通りだったけど。

まさか、事故とかじゃないよね?

って、なんで私はこんなに
先生のことを気にしてるわけ?

別に私に関係ないし。
あーなんか腹立つ。

つーか、仕事だろ?
給料もらってんだろ?
有給使わないで仕事来いよ。

…ブラック企業みたいな発想を
してしまった。


「たきのりー?
何ぼーっとしてんのー?」

「へ?彩音?
なんでここにいるん?
クラス、隣じゃなかったっけ?」

「凛、何言ってんの?
今昼休みだよ?」

雪乃の言葉にぼーっとしてた頭が
覚醒する。

「え?あ、そうだね。」

気が付いたら、3限も4限も終わり、
昼休みになっていた。
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