先生の「特別」にしてくださいっ!

お見舞い

でも…お見舞いかあ…

一人で困ってないだろうか。

行った方がいいかなあ。



そんなことを考えていたら、
気が付いたら放課後。

結局、今日は何にも集中できなかった。

…っていうか、
お見舞いとか、
私もファンクラブの人たちと
同じ発想かよ!

私、別にそんなに先生好きじゃないし。

これはちがう。

これは、

これは同じアパートの住人として、
心配しているだけだ。

決して、
生徒として心配しているわけではない。

ちがうから…
まずそもそも、別に心配でもないし!



そう思いながらも、

なぜか私は、

先生の部屋の玄関の前に立っていた。
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