先生の「特別」にしてくださいっ!
「守、駅着いたけど。
お前、本当に大丈夫か?」

ん?もう着いたのか。

「ああ。ありがとー。
へーきへーき!心配するなって。
じゃ、お疲れさまー」


そう言って勇と別れたけど、
あんまり平気ではないかも知れない。

体が重い…
早く家に帰りたい。
早く布団で寝たい。

ああ、でも買い物も行かないとなー
家になんもねえ。

とりあえず、布団で寝てからだなあ。

とか考えながら、
なんとか、家に着いた。

よく、ここまでもったな俺の体。
なんて考えながら、玄関の鍵を開けると、

カンカンカンカン…

外階段を猛スピードで誰かが降りてきた。

「滝野!?」

なんでちょっと泣きそうな顔をしているんだ?
こいつは。
とか思ったら次の瞬間。

「この、馬鹿が!!!」

俺は頬を叩かれた。
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