先生の「特別」にしてくださいっ!
「つまり夏休みになってから
毎日、ゲームをしていた、と。」

「で、でももうそろそろ、
キャラとステージ全開するんで…」

「やりこんだな。」

「……もうしません。」

「いやいや。何も咎めてねえよ。
全開したらどうすんの?
次のゲーム決めてんの?
てか、なんで今さらN64?」

うう…もう触れないでほしいな。

「中古屋で安く売ってたんです!
あと、昔のゲームの方が今のより好きだし。
次のはまだ、決めてないです。」

「なるほどー
N64に神ゲーが多いのは認める。
あ、マリ○ニじゃん!今度一緒にやろうぜ!」

は?
私と先生が?

「でも、
コントローラー1個しかないですよ?」

「今度、実家帰ったとき持ってくる。」

「なるほど。」

実家にあるのね。

「あれ?ゼ○ダは?
やったことねえの?」

「ないです。やってみたいんですけどね。」

「実家にあったと思ったから貸してやるよ。」

「本当ですか!?ありがとうございます!」

やったあ!やるものが増えた。

「って、だからいいです!
私はもっと女子高生らしく生きるのです!」

「ゼ○ダ面白いけどなあ…」

うう、やってみたい。

「やっぱり、貸してください。」

「よっしゃ、じゃあそのかわり、
俺とマ○テニ対戦な!」
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