先生の「特別」にしてくださいっ!
「「「「一也!?」」」」

私とその他数人の声が重なる。

「遅かったじゃん?」

と正ちゃん。


「てっめぇー!!!!」


と一也が殴りかかろうとするが、

正ちゃんの後輩らしき3人が
一也に掴みかかる。


一也は声変わりもしてない小学生で、
相手は結構体格のいい男3人で。

これはやばいんじゃない?

って思ったけど、


私の心配をよそに…

一也はばったばったと3人をなぎ倒す。

「は、早い!!」

バトルものの少年漫画みたいな感想を
言ってしまった。

実際、体が小さい一也は小回りが利き、
3人の間をスルスルと抜け、
あっというまに
バトル漫画でいうところの
戦闘不能状態にした。
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