先生の「特別」にしてくださいっ!
私は先生の部屋にいれてもらって
アパートに戻ってきた旨を全て伝えた。


「そっか、じゃあまた上に来るんだな?」

「はい!あの…ご迷惑ではないですか?」

「お前なあ…
次、そういうこと言うと本当に怒るぞ?
俺がいつ、お前がいて迷惑と言ったよ?」

「すみません…つい…」

「………………からな。」

「え?」




「俺は、滝野がいなくて、
寂しかったんだからな!!!」




ドキッ…

先生…




「本当…ですか?」

「嘘なわけねえだろ?」


「私も先生から離れて、寂しかったです。
だから、戻ってこれて嬉しいんです!
先生、またよろしくお願いしますね!!」

なんかちょっと照れるけど、
私は笑顔でそう言った。

すると…先生は…
黙っている。

「先生…?」

やっぱり迷惑なんだろうか…
悪い癖だと思っているけど、
ついついそう考えてしまう。

でも…

「あああ!もう!お前、反則!」

「えっ!?」
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