先生の「特別」にしてくださいっ!
「砂糖と牛乳どうします?」

「牛乳をいれてくれると、
ありがたい。」

コーヒーに牛乳を入れて、
先生の前に出した。

「なんか、ほんとわりぃな。
コーヒーまで入れてもらって。」

「いえ、この前、
病院に連れてってもらった
お礼ですよ。」

「ああ、そんなん別にいいのに。
そんなこと言ったら、
酔って外で寝てたのを、
拾ってくれた礼してねえし。」

「それは、
一人暮らしを黙っててくれたことで
チャラです。」

「ああ、そうだったっけか。
…うお、このコーヒーうめえ。
コーヒーとミルクの割合が
ばっちり過ぎる。」

「お褒めの言葉、
ありがとうございます。」

社交辞令でもちょっと嬉しかった。

「で、早速本題なんだけど。」





「放課後のことですね?」
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