\続★浮気不良彼氏★FINAL!/
ソファにはリイキとお姉ちゃんが…
私は向かい側のソファに
一人座るお母さんの隣に座った。
普通は、これ逆だよね?と
思いながらーー
『あ、もしもし?』
私は携帯で電話をする。
しかも音声の音量を大きくする。
携帯から相手の声が漏れるように。
”おー。どうしたの?”
声の主は飛亜。
『…ただね、飛亜の声聞きたくて。』
”なんだよ、それ。めずらしいじゃん。”
リイキの顔を見ると
段々と眉間にシワが増えてきている。
私は負けじと睨みつける。
『飛亜。昨日、全然話せなかったからさ。』
”まぁ。たしかに帰ってきたと思ったら堂々と爆睡してたしね。”
ケラケラと笑う彼。
『そんなの忘れていいからっ。』
”だれが好きなんだっけ?…あれ?”
年下相手に…
弱みを握られてる。