\続★浮気不良彼氏★FINAL!/




ソファにはリイキとお姉ちゃんが…

私は向かい側のソファに
一人座るお母さんの隣に座った。



普通は、これ逆だよね?と
思いながらーー






『あ、もしもし?』

私は携帯で電話をする。

しかも音声の音量を大きくする。
携帯から相手の声が漏れるように。




”おー。どうしたの?”

声の主は飛亜。



『…ただね、飛亜の声聞きたくて。』


”なんだよ、それ。めずらしいじゃん。”



リイキの顔を見ると
段々と眉間にシワが増えてきている。

私は負けじと睨みつける。



『飛亜。昨日、全然話せなかったからさ。』


”まぁ。たしかに帰ってきたと思ったら堂々と爆睡してたしね。”

ケラケラと笑う彼。


『そんなの忘れていいからっ。』



”だれが好きなんだっけ?…あれ?”



年下相手に…
弱みを握られてる。


< 214 / 363 >

この作品をシェア

pagetop