\続★浮気不良彼氏★FINAL!/






もう外は暗くなっていた。


まだ7時だったが
冬の夜は暗くなるのが早かった。



ひたすら走る。
ヒールの靴を脱ぎ片手に持ち
冬の夜を駆ける。



夜が明けてしまう前に探さないと
もう会えない気がして。






真冬の風が



肩や腕や足に




ドレスの下から





肌に突き刺ささろうも






真っ赤に肌がかじかんでも






寒さなんて






感じないほど





リイキの姿を探しに



あの海まで走った。








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