\続★浮気不良彼氏★FINAL!/
「あの子のこと君は、本気で好きでいてくれているのか?」
『はい……本当は手放したくないほど――どうしようもないくらい好きです。』
俺は、土下座のまま言った。
「なら、私の娘を大事にしてこれからも愛してやってくれ。」
『え………。』
俺は驚き彼の顔を見上げた。
もうこのまま蹴飛ばされたり
殴られるもんだと思っていたからだ。
「なんだ。殴られるとでも思っていたか?」
『…………はい。』
「梨々香は、きっと君を必要としている。だから、一生を懸けてそばにいて守ってやってほしい。君にはその覚悟があるか?」
『はい―――』
「なら、私からはこれ以上言う事はない。」
『………ありがとうございます。』
俺は、またおでこを床につけ
泣きながらそう言った。