\続★浮気不良彼氏★FINAL!/
「梨々香。」
ベッドの隣の椅子に座る彼が呼んだ。
『うん?』
すると、彼は四角い箱を取り出した。
「梨々香。これからも俺のそばにいてほしい。この先もずっと。今までまともに梨々香のこと守れなかったけど、結婚する頃にはもっと一人前の男になるから。」
『……りいき』
「まだこんな年だから本物は渡せねえけど、ここに予約させて。」
すると、私の左手の薬指に小さなダイヤが埋め込まれたリングをはめた。