犬×猫
猫
★
私は自分の席についた。
たいちゃん大丈夫かな?
寒いだろうに。
カイロ渡しとけばよかった。
「お帰り。」
後ろから、明流に話しかけられた。
「あ、明流。ただいま!寒かったよ…。」
「ふぅん。」
…いつものクールな反応。
「よし、教科書読んでくれる人ー。」
なんかあてられそう…。
「…いないのか?」
誰か!挙手して…!
あ、ところで教科書、何ページだろう。
半分だけたいちゃんの机にのっている、英語の教科書を手にとってパラパラめくる。
そうだ、明流に…