犬×猫
犬
「なんだよ!このくそ寒いときにぃ~!あの昭和じじい!!」
昭和じじい…。
まぁ、確かに今どき廊下に立たせる先生はいないね。
「たいちゃん。もう少し、ボリューム下げてっ。」
「わかったぁ。」
「よし。いい子だ。」
人差し指でたいちゃんのおでこをツンっとした。
「あれ…?たいちゃん、背伸びた?」
「えっ!?マジで!?」
反応早っ!!
しかも、声でかいよ!
「しっー!!」
「あっ…ごめんっ。」
たいちゃん、リアクション大きいんだよね。
明流と違って。
「たいちゃん、背何センチ?」