偽りの愛で愛して

「じゃ優奈ちゃんね？可愛い名前だね？」




「…ありがとうございます」




「優奈ちゃんは何か飲まないの？」




「…先輩のお任せでいいです」




「先輩って事は上司さんたちとここに来たんだ？」




「はい、受付の仕事をしてて…」




「受付って事は受付嬢？へぇーすごいね？だからそんなに可愛いんだ？」





…どんどん話を進められていく




「そんなぁー(笑)お世辞は良いですよ」




「お世辞じゃないよ？本当に可愛い…」



「あ、ありがとうございます…」





…なんか、ホストって口がうまいな




まぁ当たり前のことか





「優奈ちゃーん？適当にお酒頼むよ？」




冬馬くんを乗り越えるようにして先輩が私に尋ねる





「はい！何でもいいですよっ」