偽りの愛で愛して
そしてソファーに体を沈める




…なんかもう疲れた




「優奈ちゃんってもしかしてホストは初めて?」




「…はい(笑)先輩たちに今日は連れてこられて…」




「そっか?なら俺はラッキーだね?偶然にもこんな可愛い子に出会えるなんて」





そう言いながら冬馬君もソファーにもたれかかる




……ち、近い




冬馬君がグッと私の肩を引き寄せ、自分へと近づける





するとちょうどいいタイミングで…




「えぇー?優奈ちゃんだけずるいっ!冬馬君?私もギューってして?」




と先輩が冬馬君を求めた




すると冬馬君は私から手を離し、先輩を抱きしめる




……ホストってすごいところだな




もう正直私は、ホストには飽きていた




さっきまで私にべたべただった冬馬君は、先輩と仲良くしてるし





…1人でいても、つまんない




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