喜怒哀楽

涙目になる女の人。

「この女のどこがいいの？私の方が…」

確かにあたしより何百倍も美人だった。

「君さ。俺が顔でこの子好きになったとでも

思ってるの？」

たけちゃんの言葉に何も言えなくなってる

女の人。早くたけちゃんと話したいよ。

そんなこと思っていると…

「あんた…なんか…」

ぇ？

「あんたなんか…死んじゃえばいいのに…」

あたしを睨む怖い目。

「おい。何言ってんだよ！」

たけちゃんは、女の人が異常なのに

気づいた。

「私の方が…絶対…いいのに…」

ギッと睨む女の人は、自分の持っていた

鞄から何かをだした。

あたしはそれを見て唖然とした。

だって…