流れ星と君。
「何かあったのかな…」

「行ってみようよ!!瑠衣!!」

「ぐぇっ!?」


 急に手を引っ張られ、変な声が出
る。


 まぁ…どうせ行くんだしね…。


 玄関に行ったは行ったでよかった
のだが、女の子たちのすさまじい叫
び声が耳に響く。

 
「うちのお母さんとはまた違う…」

そんな事、今はどうでもいいんだけ
ど。


「ねぇっねぇ瑠衣!!

 凄いイケメンがいるよっ!!

 誰あれ!?」

「えー。興味ないしー。」

 それより、耳栓ほしいなコレ。

「ったく見てみなさいよ!!」

「そうだねー。」

 頑なに見ようとしない私。 
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