流れ星と君。

しばらくして、チャイムと同時に
エイカが入って来た。他の女の子も
一緒だ。
 
「まだ先生来てないじゃん!!

 ラッキー!!」

 エイカは私の前の席だ。そのため、
興奮したエイカが案の定私に話しか
けてきた。

「本当にカッコよかったよー!!

 龍崎楓君っていってね、2年!」

「りゅうざき、かえで?」

「そう!!あー同じクラスになん
 ないかなー。」

 エイカがブツブツ言っていると、
先生が入ってきた。

「おーい、委員長挨拶しろー。」

「起立。礼。」

 いつもと同じように淡々と進んで
いく朝のHR。出席を取って最後に先
生の話で終わり、となるのだが、今
日は違った。
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