流れ星と君。
 私にしては結構話せたかなぁ。

 人見知りがちょっと激しい私。エ
イカがいなかったら友達なんてでき
なかっただろう。

 だから、隣に龍崎楓が来た時、イ
ケメンより何より、知らない人がい
るという事に心臓がバクバクした。

 でもいい人そうで良かった…。


 授業が始まって少しした頃、ノー
トを取ろうとした時、彼が、私に彼
のノートをそっと見せてきた。


 そこにはこう書いてあった。

『君って下の名前、何?』

 下の名前って私の?

 そういうことだろうと解釈し、隅
に『瑠衣』とだけ書いた。


 するとまた何かノートに書き始め
る。

『瑠衣って呼んでいい?

 俺のことは楓って呼んでよ。』
< 19 / 160 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop