流れ星と君。

「どうかした?」

「えーっと…


 メルアド交換しない?」

「へ?」


「ほら、困った時はお互い様、

 なんだろ?」



「あーうん、いいよ!!」


 ピロリーン


「よし…じゃあ、
 これからもよろしくです!!」

 何だか妙な緊張感から、語尾がお
かしくなる。


「よろしくですって。」


 くすくすと楓が笑う。

 

 その時、あの夜の事が、

 あの会話が頭をよぎった。
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