流れ星と君。



 それから、私は洗いざらい話した。

 途中で、うまく話せなくなった。で
も、エイカは大丈夫だよって聞いてく
れた。




「蒼ちゃんの事は何となく分かってた
 のにね…


 変なんだ。最近の私。」


 はは、と乾いた笑いを漏らす。


「変じゃないよ。」


「へ?」



「瑠衣。それは“恋”だよ。


 あんたは楓君を好きになったの。」



「え…?」



「良かったね。初恋ってやつじゃん。」







< 63 / 160 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop