流れ星と君。
「殴られたところ、大丈夫?」
そうか、私、4人組の女の人達に
殴られて…
「楓が助けてくれたの?」
そう聞くと、楓は顔を伏せた。
「助けたなんて…
痛い思いさせてるのに助けたなん
て言わないよ。
むしろ…
瑠衣を傷つけた。」
悲しそうな顔。
蒼ちゃんの事を話してくれたとき
と同じ顔だ。
「わ、私は大丈夫。ほら…」
立ち上がろうとするが腹部に鋭い
痛みが走り、ベッドに逆戻りする羽
目になった。