LOVE GAME〜あたしの帰る場所〜
15
「深空ちゃん、どうしたの …って雪?」
頭に雪を乗せて、上着も着ていない深空の姿を見て、夏美はドアの外を身を乗り出して確認していた。
空からは、白い光がヒラヒラと舞い降りている。
夏美は、急いで洗面所に走った。
「上りの電車が終わってたから、実家に帰れなくて…」
やや俯きながら彼女がそう言った時、男物の靴があったことに気付く。
「ごめん、吉井さんがいたんだね」
踵を返し、外に出ようとすると、夏美は大慌てでそれを制止した。
「風邪引くから、拭いて。気にしなくていいから…」
夏美は深空にタオルを渡し、部屋の中に招き入れた。
頭に雪を乗せて、上着も着ていない深空の姿を見て、夏美はドアの外を身を乗り出して確認していた。
空からは、白い光がヒラヒラと舞い降りている。
夏美は、急いで洗面所に走った。
「上りの電車が終わってたから、実家に帰れなくて…」
やや俯きながら彼女がそう言った時、男物の靴があったことに気付く。
「ごめん、吉井さんがいたんだね」
踵を返し、外に出ようとすると、夏美は大慌てでそれを制止した。
「風邪引くから、拭いて。気にしなくていいから…」
夏美は深空にタオルを渡し、部屋の中に招き入れた。