LOVE train*
と、ちょうど話題も尽きたとこでお母さんの声がかかった。
「理苑くーん、彩希ー ご飯よー」
「「はーい」」
「おばさん、今日のご飯はなんですか?」
「理苑くんの好きなカレーよ♪」
あれ…
理苑 今日のご飯知らなかったんだ。
「今日はお父さんも遅いし…食べちゃいましょ!」
「「「いただきまーす」」」
「やっぱ おばさんのカレー旨いっ!」
「ありがとねー♪そう言ってくれると作りがいがあるわ♪」
うん!
確かに 美味しいっ
あたしもカレーは好き♪
裕太に作ってあげたいな…
――ブーッ、ブーッ
ん…?
「誰の携帯?」
「ごめん、あたし。」
見ると 裕太から着信がきていた。
「ちょっと 電話ッ…!」
あたしはバレないように 廊下に出た。
「もしもし?」
『あ、彩希!仕事終わったよ!』
「お疲れ様〜♪」
『ありがと!』