LOVE train*
しかし、その時 近くにいた中学生位のお兄ちゃんが お母さんと一緒に「大丈夫?」と声をかけてくれながら 引っ張ってくれた。
靴は落ちてしまったが なんとか足を引っ張り出すことができた。
「ありがとうございますっ…!!」
お母さんが 涙声でお礼をいったのを今でも覚えてる。
「お礼をしたいのですがっ…住所とお名前を…」
「いや…そんないいですから…」
お兄ちゃんは苦笑といった感じの笑みを浮かべた。
「こっちの気がすみません…!!どうかお礼させてください!」