LOVE train*
「彩希。」






えっ!?






「ゆ、裕太くんっ?!」







「久しぶり。これ、落としたぞ。」






と裕太くんはあたしに キーホルダーを差し出した。

「あ、ありがとうございます…。」



え!?


でも、なんで…?!



裕太くんがいるの…??





「じゃあ お先にー♪」






ちょ、ちょっと――!







光希は逃げるように1人で走って帰って行った。






「ほ、本当に…ゆ、裕太くん?!」





帽子を深く被っていて 顔はよく見えないけど 声は裕太くんそのものだ。




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