計算づけのヒロインが愛した正義のヒーロー

心の中、

もやもやしていて知らないけれど、

彼の知り合いの女の子が

2,3人に声を掛けられて視線が痛いな。


「そうそう、俺の彼女」

「えっ!?

前はフリーだって言ってたじゃん…」

「ショック!」


そんなにメイク濃いようじゃ

男の子逃げられるよ。


じゃなくてっ、

どうして彼女なんて言ったの!!


「誠人くん…私帰るね」

「は?

注文したばっかりだろ…」

「っここにいたくないの!!」


駄目だ…。

女として終るようで、

でも何故か涙が止まらなくて、

明らかにあなたのことが

好きな女の子が引いているし…。
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