計算づけのヒロインが愛した正義のヒーロー
「何だよ…っ、
佐川…
誘ってきたのはそっちだろ」
「あの掲示板は嘘に決まってるのに…
ふざけやがって!」
「違う、それじゃねえよ!
だって、愛奏ちゃんが
俺らにメールで誘ってきたんだ」
無理に見せてくる男子の携帯には、
彼女からのメールで機器に送られてきていた。
「…どういうこと…
そういうことだったんだな…」
“誠人くんはやらせてくれないもん。
昼放課はムラムラしてるみんなで楽しも♪”
怒る気が失せて、衝撃的。
「愛奏は男ならだれでもいいじゃん。
もう…関わらないで」
俺は助けもせず、
犯され続けた愛奏を
軽蔑してしまった。