計算づけのヒロインが愛した正義のヒーロー
「あの子、
どこで見つけたんだよ」
「ん…合コン」
「誠人、
合コン何て行くのか!?」
「なんか行かされることになって…」
「それでお持ち帰りでもした?」
「…そうなんだけど」
「……やったりした?」
「ふ、ふざけたこと言うなよっ…」
「その反応じゃまだってことか。
モテ男も実は童貞だったり?」
かっとなる顔をしてしまった俺。
ちらっと彼女を目にいれようと思ったけど、
目くじら立てるように、
勢いよく抱きついてきて、
バイト中ってことを
忘れてしまいそうなぐらい。