計算づけのヒロインが愛した正義のヒーロー

何言ってんだ、俺は。


あの事件で

どこまでされてしまったのか知りたかった。


「いつまでも…

王子様ではいられない。

ムラっとくるときだってあるんだからな」



「……初体験は…まだ…でもっ…」


「…そっか。

ごめん、手荒いことして…」


「誠人くんなら…いいよ」


色っぽい顔して火照った君の顔が

写真にとられたときのことを

思い出してしまうんだ。


舌を絡ましていき、びくん、と

跳ねる君は脱がされていくたびに、

本当に処女なんだって思った。
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