死んだふりごっこ
軽く深呼吸をしてドアに手をかけた

真っ白なペンキを塗ったばっかであろうドアを横にスライドさせる

教室を見渡すと数組のグループに別れていた

おそらく皆、同じ中学の出身なのだろう

周囲の視線が気になるので
黒板に貼ってるある席表を確認して自分の席に座った
窓際の後ろの方で風通しと陽当たりが良い場所だ

そのせいか近くで数人の人が居眠りしてる

この人たちもまだ友達いないのかな?

などと考えていると隣で寝てた男子が目を覚まし、私と目があった 
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