LoveStruck〜卒業〜
私は休み時間になると、急いで2組に行った。


もちろん瑞希に色々聞くためだ。


「瑞希いる〜?」


「はーい!何?」


「何?じゃない!」


瑞希はとても可愛い。


正直言ってなんで志村と付き合ってのか、分からない。

「どういうことよ!」


「どういうことって?」


「とぼけたって無駄よ!瑞希!志村から全部聞いたんだから!」


「あ〜ぁ!あの事ね!」



「どういう意味よ!」


「だって未央と辰也分かりやす過ぎるんだもん!」


「へ?」


思わず変な声が出てしまった!



「未央と辰也早くくっつかないかな?ってずっと思ってたんだ。」


「嘘でしょ!そんな私達分かりやすかった?」


「うん。違うクラスでも分かるよ!」


そんなぁ〜!瑞希だけにはバレたくなかったのに・・・。



でも、待って!


ほんとに私の事・・・。


あの永井が?


「え…じゃあ。永井が私の事好きって言うのは・・・?」


「あ〜ぁ。ほんとだよ!永井本人が言ったんだから!告白したら?もうすぐ卒業しちゃうよ!夏休みの頃から好きだったじゃん!」



「うん…そうだけど…」



告白⁉︎無理無理‼︎



「ま、未央には無理でしょうけど…!」



ムカッ!それでも親友?悪魔だ!



「無理じゃないよ!告白すればいいんでしょう?それぐらい私に出来るし!」



「その調子!」



と完全に楽しんでる。


わざと言ったのか〜!瑞希〜!


「まぁ、宣言しちゃったし!言った事はすぐ実行よ!頑張って〜!」



あ〜!もうムカつく!瑞希!







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