LoveStruck〜卒業〜
永井辰也



「はぁ…」



「おい、どうしたんだよっ!」



と志村が話しかけてくる。



そこで、ようやく自分が溜め息をついてたことに気づく。



「いや、今日も喋れなかったなぁーって思って…」



「あー、斉藤か…そういやなんでお前あいつのこと好きなんだ?はっきり言って斉藤は全然可愛いくないだろ?」



「あぁ、そうだなー。確かに可愛いくない。だけど、なんか性格が可愛いんだよ。愛くるしいというかみんなから好かれてるだろう?元気で明るくて俺と正反対なんだよ。」



「おいおい、お前がそんな熱く語ってんのに驚きだよっ!ま、それくらい斉藤の事が好きってことだよな。」


「俺、どんだけ冷めてるって思われてんの!笑」


「お前はいつもクール担当だろー?笑」


「あはははー!」


「今日はよく笑うな!」


「志村と居ると楽しいんだよっ!」


「そっか、そっかそれは参ったなー。」


「俺、決めた!」



「何が?」


「明日俺告白する!」



「おぉ!マジでー!すげぇーじゃん!」



と俺は決意した。





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