花は一文、安いでしょ?
一人の骸骨が、前に出るとコト先輩の手も自然に離れた

「いや・・・!助けて!」

ジタバタと もがき何かに引きずられるように骸骨の前へ出た

「さーいしょーは、ぐー」

能天気な声で骸骨はじゃんけんを始めた

「じゃんけん・・・ポン」

骸骨は、ぱー

先輩も、ぱー

あいこだ

「あーいこーで・・・しょ」

先輩は、ちょき

骸骨は、ぐー

先輩の負け

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