花は一文、安いでしょ?
会計を済ませベンチに急いだ

ミウは、ベンチが取られないか心配だったらしい

まったく、心配性だな

公園で遊んでるのは、5、6人の子供だけだった

ベンチも取られる心配は要らなかった

どっかりと腰を下ろすと、まだ解けてないアイスの袋を開けた

口に入れた瞬間、冷たさと甘いのが口に広がる


「美味しい!!流石アイス!」

などと選んだアイスを誉め散らす

でも、分からなくない

口に出しては、いないがこれは美味しい

自然に顔が緩む


「ねぇ!はないちもんめ、やろう!」

子供の一人が大きい声で、ほかの人を誘った

「あれ?はないちもんめってどんな歌だっけ?」

ふと、未海が聞いてきた
< 7 / 38 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop