続・赤い流れ星
(何考えてるんだろ…私ったら…)
私の他には誰もいない部屋の中で、私は熱くなった頬を両手で隠した。
でも…そんなに大袈裟ではなくても、青木さんのために出来ることなら何だってしてあげたい。
いや、しなくちゃだめだわ!
だって、青木さんは私をこんなに幸せにして下さったんだし、私がついつい言ってしまう「ごめんなさい」を直そうとして下さった…
今日だけでも、何度、青木さんに注意されそうになったことだろう。
思い出すと、思わず私の頬は緩んだ。
(私…それほど謝ってばっかりだったんだな…)
でも…そんな私とももうおさらばだ。
すぐには無理かもしれないけど、少しずつ自分を変えていくんだ…
「ごめんなさい」だけじゃなく、いろんなことを少しずつ…
(でも……本当に良いのかしら…)
亜理紗さんとのことが無事に解決すれば、またいずれブログも再開になるはず。
でも、私にはもうゴーストライターの仕事は出来ない。
青木さんは、別の仕事を下さるって約束してくれたけど…青木さんにそこまで甘えて良いのかしら…
青木さんに迷惑をかけるばっかりなんて良いはずない。
でも、私に何が出来るだろう…?
何をすれば、青木さんの役に立てるんだろう?
私は天井をみつめ、それをじっと考えた。
青木さんは何でも出来る方だし、青木さんの周りにはマイケルさんを始め、優秀な方ばかりがそろってる。
今回はたまたま私の家を隠れ場所にすることで、少しは役に立てたかもしれないけど、これから先、何をすれば青木さんに喜んでもらえるんだろう…?
どんなに考えても、何もない…
これといって取り柄のない私が青木さんにしてあげられることなんて…何もない…
悲しくなって、目を瞑り、私は布団の中に潜りこんだ。
……だけど、しばらく経っても、私は少しも眠くはならなかった。
本当はわかってる。
私に出来るのは…青木さんに喜んでもらえるのは、妹さんの小説を書くことだけなんだって。
でも、あの能力がなくなったことで楽になれたのも事実だから、あれをもう一度取り戻したいとは…
(……あ……そっか……
私が青木さんと出会えたのも、あの能力のおかげだったんだ…)
そう気付いた瞬間、私の心の中がざわざわと騒ぎ始めた。
私の他には誰もいない部屋の中で、私は熱くなった頬を両手で隠した。
でも…そんなに大袈裟ではなくても、青木さんのために出来ることなら何だってしてあげたい。
いや、しなくちゃだめだわ!
だって、青木さんは私をこんなに幸せにして下さったんだし、私がついつい言ってしまう「ごめんなさい」を直そうとして下さった…
今日だけでも、何度、青木さんに注意されそうになったことだろう。
思い出すと、思わず私の頬は緩んだ。
(私…それほど謝ってばっかりだったんだな…)
でも…そんな私とももうおさらばだ。
すぐには無理かもしれないけど、少しずつ自分を変えていくんだ…
「ごめんなさい」だけじゃなく、いろんなことを少しずつ…
(でも……本当に良いのかしら…)
亜理紗さんとのことが無事に解決すれば、またいずれブログも再開になるはず。
でも、私にはもうゴーストライターの仕事は出来ない。
青木さんは、別の仕事を下さるって約束してくれたけど…青木さんにそこまで甘えて良いのかしら…
青木さんに迷惑をかけるばっかりなんて良いはずない。
でも、私に何が出来るだろう…?
何をすれば、青木さんの役に立てるんだろう?
私は天井をみつめ、それをじっと考えた。
青木さんは何でも出来る方だし、青木さんの周りにはマイケルさんを始め、優秀な方ばかりがそろってる。
今回はたまたま私の家を隠れ場所にすることで、少しは役に立てたかもしれないけど、これから先、何をすれば青木さんに喜んでもらえるんだろう…?
どんなに考えても、何もない…
これといって取り柄のない私が青木さんにしてあげられることなんて…何もない…
悲しくなって、目を瞑り、私は布団の中に潜りこんだ。
……だけど、しばらく経っても、私は少しも眠くはならなかった。
本当はわかってる。
私に出来るのは…青木さんに喜んでもらえるのは、妹さんの小説を書くことだけなんだって。
でも、あの能力がなくなったことで楽になれたのも事実だから、あれをもう一度取り戻したいとは…
(……あ……そっか……
私が青木さんと出会えたのも、あの能力のおかげだったんだ…)
そう気付いた瞬間、私の心の中がざわざわと騒ぎ始めた。