続・赤い流れ星
side ひかり
*
「みんな、今日は本当にどうもありがとう!
また遊びに来てくれよな!」
びっくりした。
本当に何がなんだかわからなくて、私はおたおたするばかりだったけど、まさかシュウと出会って五周年のパーティだったなんて…
皆が祝ってくれることが…そして、シュウがそんな記念日をしっかりと覚えててくれたことが私は本当に嬉しかった。
……ただ、ここあちゃんのことは少し胸が痛かったけど、今日のここあちゃんはまるで売れっ子キャバ嬢か人気の読者モデルみたいな格好で、シュウの友達がここあちゃんの傍に群がってたからほとんど話す機会もなくて、そのおかげで私はシュウとずっと一緒にいられて、久し振りに会った賢者のおじいちゃんとわいわい話したり、おいしいものを食べて、いつもは全然飲まないお酒も少し飲んだりして、とても楽しい一日を過ごすことが出来た。
今夜はシュウといろんなことをたくさん話して……そして、もしも、シュウが求めてきたら……
(今夜なら良い雰囲気になれるかもしれない…)
私は密かにそんな事を考えて、自分でも照れ臭くなったけど…
でも、本当に今日は気持ちが高揚してて…それに、雅樹君とも何度も練習(?)を積んでることだし、今までよりずっとうまくいきそうな気がしてた。
(私ったら、なに考えてるんだろう…
酔ったのかな?)
あたりが暗くなって、皆が帰り、後はここあちゃんと隼人君だけになった。
今日の部屋の飾りやスィーツはここあちゃん達が持って来てくれたものがほとんどらしいから、何かそういう用事があるのかもしれない。
でも、タカさんが片付けは明日するって言ってたんだけど、おかしいな…
「今夜はもう夕飯はいらない感じね。
それとも遅くに食べる?」
皆を見送って、私とシュウがリビングに戻ると、ここあちゃんが唐突にそんなことを言った。
「みんな、今日は本当にどうもありがとう!
また遊びに来てくれよな!」
びっくりした。
本当に何がなんだかわからなくて、私はおたおたするばかりだったけど、まさかシュウと出会って五周年のパーティだったなんて…
皆が祝ってくれることが…そして、シュウがそんな記念日をしっかりと覚えててくれたことが私は本当に嬉しかった。
……ただ、ここあちゃんのことは少し胸が痛かったけど、今日のここあちゃんはまるで売れっ子キャバ嬢か人気の読者モデルみたいな格好で、シュウの友達がここあちゃんの傍に群がってたからほとんど話す機会もなくて、そのおかげで私はシュウとずっと一緒にいられて、久し振りに会った賢者のおじいちゃんとわいわい話したり、おいしいものを食べて、いつもは全然飲まないお酒も少し飲んだりして、とても楽しい一日を過ごすことが出来た。
今夜はシュウといろんなことをたくさん話して……そして、もしも、シュウが求めてきたら……
(今夜なら良い雰囲気になれるかもしれない…)
私は密かにそんな事を考えて、自分でも照れ臭くなったけど…
でも、本当に今日は気持ちが高揚してて…それに、雅樹君とも何度も練習(?)を積んでることだし、今までよりずっとうまくいきそうな気がしてた。
(私ったら、なに考えてるんだろう…
酔ったのかな?)
あたりが暗くなって、皆が帰り、後はここあちゃんと隼人君だけになった。
今日の部屋の飾りやスィーツはここあちゃん達が持って来てくれたものがほとんどらしいから、何かそういう用事があるのかもしれない。
でも、タカさんが片付けは明日するって言ってたんだけど、おかしいな…
「今夜はもう夕飯はいらない感じね。
それとも遅くに食べる?」
皆を見送って、私とシュウがリビングに戻ると、ここあちゃんが唐突にそんなことを言った。