続・赤い流れ星




「ねぇ、シュウ…
どういうことなのよ!
なんで二人がうちに泊まるの!?」

夜も更け、二人がお風呂に入ってる隙に、私はシュウに詰め寄った。



「え…?
えっと…なんか…ここあちゃんが、ゆっくり飲みたいとかで…
あ、それに、ほら、部屋の飾りの道具とかも明日取り外してもって帰んなきゃならないし、帰ってまた来るのが面倒臭かったんだよ、きっと。」

「面倒臭いってそんな…」

「なぁ、ひかり…今、二人は風呂に入ってるんだし、後はもう寝るだけだ。
話すことだってないし、泊まったって別に良いじゃないか。
……なんなら、俺達も一緒に入る?」

「ば、馬鹿!
エロおやじみたいなこと言わないで!」

「エロおやじ…!?
それは酷い……」



シュウとそんなことを話してたら、リビングの扉が開いて、そこに姿を現したのはここあちゃんだったのだけど…



「あぁ、良いお湯だった…」

「ひっ!」



私は思わずおかしな声を出して俯いてしまった。
だって、ここあちゃんはピンクのスケスケのネグリジェを着てて…透けて見える身体には、何も付けてなかったんだもの。



「こ、ここ!」

その状況に気付いた隼人君がやって来て、おやすみなさいと早口で言い残してここあちゃんを連れ去った。



信じられない!
自分の家ならどんな格好をしようと勝手だけど、他人の家に来てあんな格好するなんて…
一体、どういう人なんだろう!

ふと見ると、シュウはなんとも言えない表情をしてた。
きっと、本当なら鼻の下を伸ばしてにんまりしたい所なんだろうけど、私のことを気にしてその笑みを我慢してるんだと思う。

それにしても、ここあちゃんの身体はすごかった…
一瞬見ただけだけど、私の胸とはサイズがまるで違う。
しかも、あのくびれ…
これは本当にやばいかもしれない。
あんなすごい身体のここあちゃんと遊んでたら、私なんてますます物足りなく感じるはずだ。
ここあちゃんはテクニックもありそうだし、私はますますシュウが取られるんじゃないかって不安になって来た。



(レベルが違い過ぎるよ…
ここあちゃんと私じゃ、比べ物にならない…)



私は暗い気持ちになった。
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