続・赤い流れ星
でも、雅樹君はごく普通の人だから、シュウに対してはコンプレックスであるものが雅樹君に対してはそうでなくなる。
いや、急に自信がつくわけじゃないけど、シュウに感じるコンプレックスの度合いが100だとしたら、それが雅樹君の前では30程度に思えるってことかな。
だから、とっても楽で居心地が良くて…
それに、最初は雅樹君に対して特別な感情なんて何もなかったけど、最近はなんとなく好きって感じるようになって来てるんだよね…
さっきみたいな言葉だったり、ちょっとした笑顔や、仕草…
そんなことで、心がぽっと温かくなる事があって…
ただ、それが友達やら同性にも感じる感情なのか、恋愛感情なのかっていうそのあたりのことが自分でもよくわからない。
なんたって、私は恋愛経験値が低過ぎるから…
(シュウは、ここあちゃんに対してこのくらいの気持ちはあるのかな?
それとも、そんな気持ちさえないのかな?
なくても、身体のつきあいだけ出来るとしたら、それはちょっとドライ過ぎてショックだな…
でもでも、ここあちゃんのことをそんな風に好きだとしたらやっぱり妬ける…
……って、自分のことは棚上げしてそんなこと考えるなんて勝手過ぎるよね…
そんなことわかってる…わかってるけど、やっぱりいやだよ…どっちもいやだよ…)
「ひかり、どうかしたの?」
「え…!?あ、あぁ…別にどうもしないよ。」
「……シュウさんのこと考えてたんでしょ?」
「ち、違うよ!」
図星だった雅樹君の言葉に、私は大袈裟に首を振った。
「……良いんだよ、無理しなくても。
僕がシュウさんに勝てるはずなんてないことはわかってる…」
「雅樹君…な、何を……」
「僕のことを愛してほしいなんて言わない。
だけど……僕がひかりのことを好きでいることだけは、許してもらえないかな…?」
「ま、雅樹君……」
雅樹君の真剣な眼差しが眩し過ぎて、私は思わず俯いた。
いや、急に自信がつくわけじゃないけど、シュウに感じるコンプレックスの度合いが100だとしたら、それが雅樹君の前では30程度に思えるってことかな。
だから、とっても楽で居心地が良くて…
それに、最初は雅樹君に対して特別な感情なんて何もなかったけど、最近はなんとなく好きって感じるようになって来てるんだよね…
さっきみたいな言葉だったり、ちょっとした笑顔や、仕草…
そんなことで、心がぽっと温かくなる事があって…
ただ、それが友達やら同性にも感じる感情なのか、恋愛感情なのかっていうそのあたりのことが自分でもよくわからない。
なんたって、私は恋愛経験値が低過ぎるから…
(シュウは、ここあちゃんに対してこのくらいの気持ちはあるのかな?
それとも、そんな気持ちさえないのかな?
なくても、身体のつきあいだけ出来るとしたら、それはちょっとドライ過ぎてショックだな…
でもでも、ここあちゃんのことをそんな風に好きだとしたらやっぱり妬ける…
……って、自分のことは棚上げしてそんなこと考えるなんて勝手過ぎるよね…
そんなことわかってる…わかってるけど、やっぱりいやだよ…どっちもいやだよ…)
「ひかり、どうかしたの?」
「え…!?あ、あぁ…別にどうもしないよ。」
「……シュウさんのこと考えてたんでしょ?」
「ち、違うよ!」
図星だった雅樹君の言葉に、私は大袈裟に首を振った。
「……良いんだよ、無理しなくても。
僕がシュウさんに勝てるはずなんてないことはわかってる…」
「雅樹君…な、何を……」
「僕のことを愛してほしいなんて言わない。
だけど……僕がひかりのことを好きでいることだけは、許してもらえないかな…?」
「ま、雅樹君……」
雅樹君の真剣な眼差しが眩し過ぎて、私は思わず俯いた。