続・赤い流れ星
side 野々村美咲
*
(どうしよう…)
青木さんのブログを見て、私はいたたまれない気持ちになった。
青木さん達はもう気付いているだろうか?
でも、もう何日も経ってるから、気付いてたら何か言って来られる筈だ。
じゃあ、気付いていない…?
自分でも理由はよくわからなかった。
ただ、はっきりしているのは、急に私に異変が起きたということだけ。
何も感じない。
今までならまるで何者かが乗り移ったかのように、私の意志を無視して書けていたものが、急に全く書けなくなった。
ここ数日のブログは私が考えて書いたもの。
だから、今までとは何かが違う。
どこがどう違うのか、私にもうまく表現は出来ないけど、読み返してみるとそれは明らかに私。
今までは私が書いてても、その文章から感じられるのは青木さんだった。
それは、私がいつもの能力で書いていたから。
でも、ここ数日は私のあの能力が綺麗さっぱり消え失せてしまったように全く何も感じられない。
(そう…あの日から…)
青木さんの彼女さんと会ってから、私はなんだかおかしくなった。
美幸さんの小説の続きが書けなくなったのが最初だった。
でも、それはたまたまのことですぐに元に戻ると思ってた。
なのに、ちっとも元に戻らない。
それどころか、ブログまでいつものように書けなくなってしまった。
やっぱり、あのことが原因?
ううん、そんなことない。
青木さんに付き合ってる人がいるなんて、前から十分わかってたこと。
つきあってる人がいない方がおかしいもの。
それに、青木さんに付き合ってる人がいようがいまいが、私には何の関係もない。
だから、私は何も動揺なんてしていない。
きっと、私の能力がなくなったのはそんなこととは関係ないんだ。
(こんなのは一時的なこと。すぐに戻る。
もうそろそろ戻る筈。
もしも戻らなかったら…その時は今の仕事をやめればすむこと。
だから、心配なんてすること何もないわ。)
私は自分にそう言い聞かせた。
(どうしよう…)
青木さんのブログを見て、私はいたたまれない気持ちになった。
青木さん達はもう気付いているだろうか?
でも、もう何日も経ってるから、気付いてたら何か言って来られる筈だ。
じゃあ、気付いていない…?
自分でも理由はよくわからなかった。
ただ、はっきりしているのは、急に私に異変が起きたということだけ。
何も感じない。
今までならまるで何者かが乗り移ったかのように、私の意志を無視して書けていたものが、急に全く書けなくなった。
ここ数日のブログは私が考えて書いたもの。
だから、今までとは何かが違う。
どこがどう違うのか、私にもうまく表現は出来ないけど、読み返してみるとそれは明らかに私。
今までは私が書いてても、その文章から感じられるのは青木さんだった。
それは、私がいつもの能力で書いていたから。
でも、ここ数日は私のあの能力が綺麗さっぱり消え失せてしまったように全く何も感じられない。
(そう…あの日から…)
青木さんの彼女さんと会ってから、私はなんだかおかしくなった。
美幸さんの小説の続きが書けなくなったのが最初だった。
でも、それはたまたまのことですぐに元に戻ると思ってた。
なのに、ちっとも元に戻らない。
それどころか、ブログまでいつものように書けなくなってしまった。
やっぱり、あのことが原因?
ううん、そんなことない。
青木さんに付き合ってる人がいるなんて、前から十分わかってたこと。
つきあってる人がいない方がおかしいもの。
それに、青木さんに付き合ってる人がいようがいまいが、私には何の関係もない。
だから、私は何も動揺なんてしていない。
きっと、私の能力がなくなったのはそんなこととは関係ないんだ。
(こんなのは一時的なこと。すぐに戻る。
もうそろそろ戻る筈。
もしも戻らなかったら…その時は今の仕事をやめればすむこと。
だから、心配なんてすること何もないわ。)
私は自分にそう言い聞かせた。