先生とあたし
荒木先生が好きな理由。

それは、

前に、僕が喧嘩で負けた時、何も言わず手当てしてくれて、手当てが終わると、先生が、
「あんた、強いわね。
あんな大人数に1人で太刀打ちして、初めはただのお馬鹿さんかと思ったけどどうやら違ったみたいね。

猫、守るためだったんでしょ?」

と、ッフと笑ってどこかへ言ってしまった。

そこから、なぜか、先生のことが、頭から離れなくて好きだって気づいた時には、毎日保健室に通ってた。
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