青に染まる夏の日、君の大切なひとになれたなら。


俺はみんなのこと、好きだから。

みんなも四人でいるのが好きだって、思ってるって信じたい。


嫌いになったわけじゃないのに、こんな風にバラバラになってくのは…嫌だ。


そう思ったとき、携帯が震えた。

見ると、一件のメール。

送ってきたのは、麗奈ちゃん。

俺はメールを開いて、そしてすぐにコントローラを置いた。

急いで、リュックサックを持つ。


「俺、ちょっと用事!」


周りでゲームしたり漫画読んだり、くつろいでる男共の足の間を通る。

友達は「は!?」と文句を言ってきたけど、「ごめん!」とだけ言って、外へ出た。


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