神様なんて信じないっ!~イケメンと妖怪、召喚しちゃいました~
「全員って、俺もかよ?
俺は今日、軽音があって……」
雷牙は困ったように言う。
「ん?ああ、あのうるさい六弦をかきならすのだな。
みかん頭は話をしてもすぐ忘れそうだし、いなくてもいいか。
よし、行ってまいれ」
「お前、何様だよっ!?」
自慢のオレンジヘアを『みかん頭』と言われ、雷牙は憤慨した。
しかも頭悪いから来なくていいよ、みたいな言われ方して……あたしよりひどい扱い受けてる。
結局雷牙は部活を休み、あたしたちは四郎くんの言う通り、紙井湯先生のところへ行くことになったのだった。